そう言えば、今日は母の日でしたね。
明日はゆうちゃんもお仕事なので、たぶん無理かなと思っていました。
案の定、夕方までには連絡すると言われていましたが、何も音沙汰はありませんでした。
しかし、19時前に急に連絡がありました。
夕食の時間でしたが「そんなに時間はかからないから」という事でしたので、少しだけ家を空けました。
お部屋に行くと、あるものが準備されていました。
「これ、母さんと美沙ちゃんに!」
そこには、真っ赤なカーネーションとケーキが2人分用意されていました。

正直、母の日ということを忘れていたので、嬉しくて涙が出ました。
「ゆうちゃん、ありがとう!大好き!!」
母の方から感謝のキスをしました。
ただ、ゆうちゃんからのプレゼントはそれだけではありませんでした。
「母さんには、もう一つプレゼントあるよ。」
「えっ?」
それは、皆さんのご想像にお任せします。
帰宅してから、美沙ちゃんには花束とケーキを渡し、みんなで分けて頂きました。
「ゆうくんにお礼言っておいてね!けど、これを受け取るために行ったのに、随分と時間かかったね?」
「えっ、うん…。ちょっと、ね…。」
「ふぅん…。」
美沙ちゃんには、完全にバレていました。
けど、本当に素敵な母の日でした。
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