「美沙ちゃん、おはよう。昨夜はありがとね。大ちゃん、大人しくしてた?」
「うん、いつも通りだよ。」
「よかった。けど、ごめんね…。今日も…。」
「いいの、いいの。ゆう君は恵ちゃんのこと大好きだからね。和ちゃん居ないときくらい、2人で楽しんで!」
私の夫である和彦さんは土曜日まで出張です。
そのため、昨夜から息子が私の夫になってくれています。

最初は美沙ちゃんに悪いと思って1日だけのつもりだったのですが、美沙ちゃんは金曜の夜も次男を預かってくれると言ってくれました。
「2人も3人も一緒だからね。」
息子本人も3日間は私の部屋で生活したいと言ってくれました。
私としては願ったり叶ったりですので、2人の意見を有難く受けました。
ただ、息子からはある条件を言われました。
「金曜日の夜は本当にするのかな?」
実は私も美沙ちゃんに聞こうと思っていました。
「美沙ちゃんにはあれから何も言ってないの?」
「うん、何も。恵ちゃんは夜に何か聞いた?」
「ううん、その話は無かったよ。」
「じゃあ、やるんじゃない?ゆう君、決めたら絶対やるし…。」
「そうよね…。」
息子が決めたこと、それは2人の妻と一緒に寝ることです。
もちろん子供たちが居りますので夜から朝までずっとというわけにはいきません。
寝かし付けるのは息子達の部屋にするので、美沙ちゃんは途中から参加して途中で戻ることになります。
「ゆう君と寝るって言っても、寝ないでしょ?」
「うん、まぁ、そうね…。」
2人とも妊婦ですので、実際に眠らないということはあり得ません。
その気遣いは息子が一番分かっているはずです。
「楽しい夜になるね。」
美沙ちゃんはこういうのが嫌いではなさそうですが、私は少し苦手です。
ただ息子が喜ぶのなら出来る限りはしてあげたいと思います。

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