太い楔を打ち込んだまま、敏さんは私の両手を縛りました。
それが済むと、今度は両足首を持ち上げ、そのまま縛り上げました。
「こ、こんなことしなくても、私、逃げませんから!」
芋虫のように、転がるしか出来ない私には、必死で懇願する以外の方法はありませんでした。
「別に逃げる思って縛ったわけじゃないよ。せっかくの排卵日だ。俺の好きなプレイで種付けしたいだけだよ。」
「け、けど…。」
「大丈夫。さっきも言ったけど、痕は残らないよ。ちょっとばかり窮屈ではあるけどね。」
そう言いながら、彼は別の縄を用意し、身体中の至る所を縛っていきました。
(あぁ…。こ、こんなのって…。)
「よし、準備出来たよ。これでしっかり奥まで入るぞ。」

手は後ろに縛られ、上半身と足は天井から垂れたロープで吊るされました。
しかも、上半身が下がるように吊るされています。
彼の言う通り、もし射精されたら、その精子はどこまでも身体の奥へと流れていくに違いありません。
(こんなことされたら、洗浄しても、手遅れになるかも…。)
そんな心配を他所に、敏さんは当たり前のようにペニスを挿入し、ロープの揺れを使って弄んでいました。
「あ、う…。」
「ふぅ、3回も流し込めば十分だな。」
(3回も出されたら、本当に敏さんの赤ちゃんが出来ちゃう…。)
ただ、これでようやく解放されると思い、少しだけ気が緩みました。
そんな私の考えを見透かしたように、彼はさらにロープの吊り方を変えていました。
「えっ、えっ、だめ、いや、いやぁ!!」
「妊活のときはこのデカいケツを上げてるみたいだけど、この方が圧倒的に染み込むぞ!」

それは、まさに逆さ吊りとも言える状態でした。
「よし、そろそろいいかな。恵子も帰宅しないといけないしな。」
解放されたときには、すでに意識が朦朧としていました。
ようやく自宅にたどり着いたときには、シャワー洗浄する気力すらありませんでした。
(せめて身体だけでも洗わないと…。あとは休憩して身体休めないと、夜はゆうちゃんにも…。)
そんなときでした。
スマートフォンに届いたメッセージを確認すると、さらに私を打ちのめす言葉が書いてありました。
『明日は楽しみにしているからな。予定通りに来てくれよ。』
(そうだった…。明日は丈晴さんと約束あったんだ…。)
シャワーを浴びながら、もう笑うしかありませんでした。

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