息子の剃毛を終えたあとは、お互いに身体を洗い合います。
このときだけではお互いの性器に触れます。
「母さんの、随分と生えてきたね。こんな母さんを見るのは久しぶりだよ。」
「もぅ、何言ってるのよ。恥ずかしいから早く洗って…。」
「そういう母さんだって、さっきはずっと俺のを握ってたじゃない?」
「そんなことないよ…。」
本当は、ずっと握っていたいと思っていました。
出来ることならお口で胸、そしていやらしい部分で彼を包んであげたいと思っています。

ただ、それは出来ないので我慢していました。
お互いの身体を綺麗にしたあとは一緒に湯舟に浸かります。
息子の上に座り、浮力に任せて身体を預けると本当に夢見心地となります。
普段なら息子の太く長い楔を打ち込まれるので、あまり寛ぐという感じにはなりませんが、最近はそれも出来ないため、本当にゆったりとしてお風呂に入れます。
会話は、何気ないことばかりです。
お仕事のことや、美沙ちゃん、そして子供たちのことです。
ただ、そんなありふれた中でも私は幸せを感じます。
意識しているのか、無意識なのかはわかりませんが、息子は私の下腹部をゆっくりと撫でてくれます。
(ゆうちゃん、ずっとお母さんの触ってる…。ふふっ、今まではもっと下ばかり触ってたのに…。)
牡の本能ではなく、父親として意識が彼の中に芽生えているような気がしました。
『ゆうちゃん』や『あなた』では無い呼び名で呼ぶ日が確実に近づいていると実感しています。

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