第3話 「 母の余裕 」
「準備はいいですか?」
うなだれる私に近づき、彼は盛り上がった股間を突き出しました。
「…。」
「あれ、もうどうしました?」
「…。」
「もう仕方ないですね…。葵ちゃん、手伝ってくれる?」
武の指示を受け、彼のスボンとパンツを下ろしていく彼女。
(もういや…。こんなの、耐えられないよ…。)
息子が責められ、恥辱を与えられたこと。
そして、これから自分に降りかかる事態に、吐き気がする思いでした。
その時でした。
目を背ける私の頭上で、バチッという音がしました。
(えっ…。)
「ふふっ、やっぱり武君のは凄いね!」
あまり言葉を発しなかった彼女が、感嘆の声をあげていました。
(武君のは、って…。)
「ほら、恵子さんも見てくださいよ。ずっと我慢してたんですから。」
頭の上で、圧倒されるような気配を感じました。
それが何なのかという好奇心に、私は逆らえませんでした。
ゆっくりと、気配の感じる方に目を向けます。
(えっ!?)
言葉が、出来ませんでした。
隆々と反り立つ男性器。
その大きさは、息子と比較してもまったく遜色ありませんでした。
そして何より驚いたことは、その先端部分でした。
(うそでしょ…。あんな形、異常よ…。)
そう思えるほど、彼の亀頭は大きく、そして張り出していました。
その威容に、目が離せなくなっていました。
「どうです?優君ほどじゃないけど、なかなかでしょ?」
正直に言って、彼の謙遜でした。
(あぁ…。あんなので、これから…。はぁ…。)
こんな状況にあって疼き始めてしまう自分の身体が、恨めしく思いました。
「い、1回だけですよ…。それが終わったら、私たちを帰して、ください…。」
逃げられないのであれば、素直に従い、少しでも早く終わらせるしかないと思いました。
しかし、それは本当に甘い考えでした。
「わかりました。じゃあ、1回ずつしたら帰っていいですよ。」
「えっ?1回、ずつ?」
「さすが恵子さんですね。実は、恵子さんとやりたいって人は僕だけじゃないんですよ。」
「えっ!?」
「いいですよ!」
武が大きな声をあげると、部屋の片隅あるドアが開きます。

(ええっ!?)
血の気が引くのが、はっきりわかりました。
ドアからは、3人の男性が次々と入ってきます。
しかも、いずれも、ドアが狭く感じるほど大柄な男性でした。
「ふっ、言葉も出ませんよね?」
「…。」
「大丈夫です、みんな恵子さんのファンですから。」
そんなことを言われても、恐怖しかありませんでした。
身体が震えだすのがわかります。
「おまえら、何するんだ!」
恐怖で声が出ない母の代わりに、息子が叫びます。
「何って、優君もいま聞いてたでしょ?1回ずつするんですよ。」
「ふざけるな!!そんなこと許すわけないだろ!!」
ぐったりしながらも、母を守るために必死に叫ぶ息子。
しかし、状況は最悪でした。
「許さないって言っても、優君にはどうしようもないでしょ?見てわかると思うけど、4対1だし、僕たちはみんなそれなりに強いよ。優君1人で向かってきたって、痛い思いするだけだよ。」
「うるさい!そうだったとしても…。」
必死の形相で、彼らに飛びかかろうとする息子。
「ゆうちゃん!!」
息子の危機を感じ、ようやく声が出ました。
「やめて…。お願い…。もう無理よ。お母さんは大丈夫だから、ゆうちゃんは、無理しないで…。」
「母さん…。」
「そうそうお母さんのいう事は聞くものだよ。優君には葵ちゃんがいるんだから、恵子さんは僕たちに任せて2人は2人で楽しんでね。葵ちゃん、よろしくね!」
武が言うと、ぐったりしてる息子に近づき、絡みつくように抱き着く葵。
「や、やめろよ…。」
「いいじゃない、向こうもこれから楽しむんだから、私たちも、ね!」
これまでとは打って変わり、甘い声で息子を誘惑します。
「ふふっ、優君も葵ちゃんのことが気に入りますよ。」
「あぁ…。」
「さて、では僕たちも始めますかね?」
その声と同時に、後から入ってきた3名も一斉に裸になります。
「!!」
もう驚くしかありませんでした。
「どうです?皆なかなかのモノでしょ?恵子さんに喜んでもらえるように厳選してもらったんです。」
武の言葉通り、見た目や形は違うものの、全員が驚くような大きさをしていました。
「やめてくれ…。母さんが、壊れる…。」
巨根4人に取り囲まれる様子を見て、息子も堪らず悲鳴をあげます。
「心配ないよ。優君のでほぐされてきたマンコなんだから。4人だけど、1本ずつしか入れることは出来ないから、君と4回連続でセックスするようなものだよ。ですよね?恵子さん!」
理屈はそうかもしれません。
しかし、現実は大きく異なっていました。
「では、僕たちのを硬くしてくださいね。もうだいぶ興奮してますけど、もう少し恵子さん好みに硬くなりますよ。」
座り込む私に、武がペニスを突き出します。
(やるしかないのね…。)
おずおずと舌を出し、凶悪過ぎる亀頭に舌を這わせていきます。
武へのフェラチオが始まると、横に立っていた2人が私の手を持って彼らのペニスへと導きます。

そして背後のもう一人は私の腰の辺りに何かを擦り付けながら、胸を揉み始めました。
(こんな、こんなのって…。)
頭がどうにかなりそうでした。
私の身体には4人分のペニスが触れています。
今までにも色々ないやらしいことをされてきましたが、2人以上の男性と同時にセックスすることはありませんでした。
「ううっ、いいですよ。」
亀頭を舐められている武が呻き声を上げます。
他の3人も、いやらしい吐息を吐き出していました。
(あぁ、これからこの人たちに…。)
恐怖しかありませんでした。
武の亀頭を咥えながら、涙が溢れていました。
しかし、そんな私を彼らは全く気にする様子もありませんでした。
「よし、僕はもういいですよ。あと3本あるので、全部味見しておいてくださいね。みんなこの後、恵子さんの中にお邪魔するんですから…。」
武が引き抜くと、彼らは次々と私の口へと、剛直をねじ込んできました。
「これがあの恵子さんのフェラかぁ!」
「やっぱり慣れてますね!」
「もっと唇で締めてください!」
武ほどではないものの、皆、巨根と言っていいほどのペニスでした。
(く、くるしい…。そんなにはげしく、しないで…。)
ようやく引き抜かれたと思えば、また別のペニスが喉の奥を突いてきます。

「ゲホッ、ゲホッ、うっ、うっ、あ、ま、待っ…。んっ、んんっ!!」
激しい責めで、床には私の涎が飛び散っていました。
(も、もう、無理、た、助けて…。)
あまりの苦しさに気を失いそうでした。
「おっと!これ以上はだめだよ。恵子さん、失神しちゃうじゃないか。」
ようやくペニスが引き抜かれ、呼吸を整えることを許されました。
「ごめんね、恵子さん。恵子さんのことが好きすぎて、やり過ぎたようです。ここからはもう少し優しくしますからね。」
これが本当とは、もう思っていません。
しかし、気を失いかけていたところを助けてもらったことは間違いありませんでした。
「は、はい…。あまりひどいこと、しないで…。」
「ふふっ、恵子さんは可愛いですね。僕もそろそろ限界なので、入れますよ。」
武が目くばせすると、男たちは壁際にあったマットを床に広げました。
そしてそのマットの上に、私を運び、仰向けに寝かせます。
(あぁ…。ゆうちゃんが見てるのに…。)
今日初めて会った男性に脚を広げる母。
(絶対に感じたりしないからね…。)
愛する息子のために、心だけは絶対に許さないと誓い、彼を受け入れました。
「うっ、ううっ、くっ、あっ、んっ、んんっ…。」
(ううっ、やっぱり…。この人の、大きい…。)
見た目でわかっていましたが、もの凄い圧迫感でした。
最初に入る瞬間、膣口が裂けてしまうのではないかと思うほどでした。
(く、苦しい…。こんなの、はじめて…。)
彼が奥へと進むたびに身体が引き裂かれるようでした。
「うわ、気持ちいい。やっぱり噂通りの名器ですね。吸い付いてくるようですよ。」
私の膣内を蹂躙しながら、武は感嘆の声をあげていました。
「僕のが全部入りましたよ。恵子さんのオマンコ、可哀そうなくらい拡がってますよ。」
「裂けそう!」
「これ、次に俺たちが入れたら緩くて気持ち良くないんじゃない?」

私と武の結合部を見ながら、他の3人は好き勝手に感想を言っていました。
ただ、私はある違和感を感じていました。
(あ、あれ?なんか、あまり…。)
「よし、ゆるゆるになる前に、全員で1回は入れてみようか?」
武の言葉通り、フェラチオのときのように入れ替わりで私に入ってくる男たち。
「い、いや…。そんなこと…。」
1人が数分間挿入しては、また別の人が数分間挿入する。
まるでローテーションのように、彼は何周も回っていました。
「母さん、大丈夫なの!?」
母の蹂躙をただ見守るしかない息子。
彼も、葵ちゃんに絡みつかれてもがいていました。
「はぁ、はぁ、だ、大丈夫、大丈夫、あっ、くっ、ううっ…。」
「優君、お母さんは強いから、これくらいは大丈夫だって。安心して葵ちゃんの相手しててね。」
「けど、母さん…。」
「ゆうちゃん、大丈夫。」
(本当に大丈夫なの。)
彼らに蹂躙されるほど、それは確信に近づいていました。
(ゆうちゃんとしてるときみたいに、気持ち良くないの。声は出してるけど、半分は演技なの。)
セックスに慣れてしまったせいなのか、それとも息子との相性が良すぎるのかはわかりません。
彼らのペニスが息子以上の大きさだとしても、息子のような快感は襲ってきませんでした。
(大丈夫、これなら…。あとはこの人たちが全員終われば、解放される…。)
身体こそ許してしまいましたが、心はまったく許さなかったと思うと、少し余裕すら出てきました。
しかし、武の言葉を聞いた瞬間、血の気が引いていくのがわかりました。
「さて、恵子さんも慣れてきたみたいだから、そろそろ本気でやるよ!恵子さんも、覚悟してくださいね。」
「えっ!?」
「えっ、まさか気が付いていませんでした?」
「な、なにを?」
「僕たち、まだ根元まで入れてませんよ?」
「!?」
目を見開いて驚く私を見て、武は今日一番の笑顔になっていました。
「んっ?あれ?まさかこれで精一杯とか思ってませんよね?」
(うそ、でしょ?だって、今までだって、奥まできてたのに…。)
余裕と思っていた気持ちが足元から崩れるのを感じました。
「では、僕から行きますよ…。今度は、本気だよ。」
その瞬間から、武の表情も、声も、まるで別人のようでした。
「い、いやっ、怖っ、あっ、だめっ!」
「ほらっ、いくぞ、恵子っ!」
「いや、あっ、ううっ、あっ、ああっ、あああああああああああああああぁ!!」
母の絶叫は、今までの余裕が一瞬で吹き飛んだことを物語っていました。

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