第1話 「罠に掛かった母と子」
「か、母さん、うっ、くっ、うっ、あ、ああ…。」
「ああっ、ゆうちゃん、いいの、もういいから…。無理しないで!出してっ!」
「ああっ、ごめん、ごめん…。も、もう、あっ、あああっ!!」
見つめ合う母と息子。
私たちが、親子としてではなく、男女として愛し合うようになって、もう8年目になります。
幾度となく身体を交えた2人には、お互いがどんな状態なのか、手に取るようにわかりました。
(あぁ、ゆうちゃんが…。けど、もういいの、それ以上我慢したら…。)
息子が射精することは、時間の問題でした。
本来なら、それはとても嬉しいことでした。
そして愛する息子が射精するのを、母はいつでも喜んで受け止めてきました。
しかし、今日だけは違っていました。
「はぁ、はぁ、うっ、も、もう、だめだ…。ごめんっ!」
母に向かって謝罪する息子。
「うっ、くっ、うううっ!!」
息子の悲鳴とともに、母の顔に、いらやしい液が浴びせられます。
生暖かいそれは、顔や頭頂部めがけて何度となく降り注いできました。
ただそれは、嗅ぎなれた、彼特有の青臭さではありませんでした。
「さすがの優君も、もうザーメンは出ないみたいだね。」
隣で見ていた男が、嘲笑するように言い放ちます。
「もう、やめて!ゆうちゃんが、おかしくなっちゃうよ!」
「大丈夫、これは男の潮だよ。恵子さんだって、いつも噴くでしょ?それと似たようなものだよ。」
男はそう言いながら、拘束されて動けない私に近寄ってきます。
「それにしても凄い匂いだね。これ、いつも飲んでたんでしょ?淫乱オマンコ恵子って言われてるだけのことあるよね。」
(ひどい、ひどいよ…。なんで、なんでこんな目に合うの…。)
本当は、わかっています。
こんな事態を招いてしまった原因は、自分たちの愚かさ以外のなにものでもありませんでした。
それは1ヶ月前のことでした。
「社長もまだ元気ないみたいだし、母さんもそろそろ他の人とセックスしたいんじゃない?」
騎乗位で腰を振る母に、息子が唐突に言ってきました。
「もぅ、そんな事言わないでよ、いやらしい…。」
母を弄り、さらに発情させようとする息子の作戦です。
「そう言うけど、いつもペニス写真とか見て興奮してるじゃない?仲良い人もいるしさ。」
「そ、そうだけど…。」
「たけし、だっけ?彼と会ってみたら?」
「えっ!?ちょっと、何言うの?いくら武さんだからって、会うのは…。」
「彼とはもう随分と長いでしょ?そろそろデートくらいしてあげたら?」
正直に言うと、武さんと会ってみたい気はしていました。
写真すら見た事はありませんが、彼は息子に負けないほどの長身でした。
年齢は30過ぎで、格闘技をやっていたので、がっしりした筋肉質タイプと聞いていました。
恥ずかしながら、私の憧れの男性像でした。
「デートくらいなら…。」
「ふふっ、母さんならデートだけじゃ済まないだろうけどね!」
「も、もぅ!!」
「ほらっ、やっぱりね!母さんのオマンコ、ギュッて締まったよ。」
「そんなの言わないでよぉ!」
本心を突かれ、照れながらも、彼にメッセージを送ることになりました。
愛する息子が見られながら、別の男性にお誘いのメッセージを送る母。
これがすべての始まりでした。
実は以前からお誘いは受けていたので、話はとんとん拍子で決まりました。
ただ、意外だったことは、息子も同席して欲しいという条件でした。
『恵子さんお1人だと怖くないですか?息子さんも連れてきたより安心出来ると思いますよ。僕も恵子さんの息子さんを見てみたいですしね。』
彼の言う通り、怖い思いをしたことが無いとはわけではありませんでした。
彼の申し出を聞いて、心から安心しきっていました。
そして今日、その彼と会うことになりました。
格闘技をやっている印象とは全く異なり、彼は本当に優しそうな人でした。
長年メッセージを交換していることもあり、会話もスムーズでした。
静かな喫茶店でしたので、いやらしいお話はほとんどしませんでした。
ただ、次に会うときのことだけはしっかりと約束させられました。
「次に会うときは、お母さんと2人きりでいいかな?」
「それは母さん次第でいいですよ。」
息子の返事に、私は顔を伏せるしかありませんでした。
「じゃあ、今日はここまでにしましょうか?僕、車なんで、自宅か、最寄駅まで送っていきますよ。」
疑うなどではなく、初対面の人にそこまではさせられないという思いで、最初は断りました。
「遠慮しないでくださいよ。実は、もっと聞きたいことあるんですけど、ここだと話しづらいこともありますから、車で話たいんです。」
ニヤッと笑った彼の表情で、私達の秘密のことだとわかり、それならばと、了承しました。
今にして思えば、ここが最後の分岐点でした。
もし、断っていたら、まだ助かったかもしれません。
車に乗り込み、しばらくはブログの内容について話していました。
喫茶店のときより、遥かに車内は盛り上がりました。
そして目的地まであと数キロというところで彼が思いついたようにあるものを差し出しました。
「これ、うちの会社のマスクなんです。内緒ですけど、僕、この会社勤務なんですよ。薄くて呼吸が凄い楽なのにウイルスカット率も凄い性能なんですよ。良かったら2人で試してみてください。」
もちろん快く受け取りました。
「ただ、出来たら使用感を会社に報告したいので、今使ってみて、感想教えてもらえませんか?その代わり、もう少しサンプルを差し上げますから…。」
こんなご時世でしたので、全く何も疑わずにマスクを付けました。
そして気が付いたとき、それはもう日常とはかけ離れた世界になっていました。
「ん、んんっ…。」
「おはようございます。」
「んっ、えっ、な、なに!?」

身体が不自然な形で固定され、動きません。
「これ、見た事あります?ギロチン板って言うらしいですよ。」
2枚の板の穴に、首と両手首を固定され、全く動かせない状態になっていました。
足は動かせましたが、身体は台の上に縛られ、ほとんど身動き出来ません。
しかも服は脱がされ、ブラとショーツだけになっていました。
「なんで、こんなこと?早く、外してください!」
「大丈夫ですよ。恵子さんにはまだ何もしませんから。」
「えっ?あっ、ゆうちゃん…。ゆうちゃんは?」
「優君なら、ほら、そこに居ますよ。」
そう言うと彼は私が載せられている台を半回転させました。
「!?」
そこには、全裸になった息子がいました。
(あっ、ああぁ…。)
あまりの驚きに、声が出ませんでした。
息子はエックスの柱に、全裸で拘束されていました。
アイマスクをされ、口には猿轡を嵌められていました。
「ゆうちゃん!!」
ぐったりしてる息子が、母の声に反応します。
「ゆうちゃんになにしたの!?」
武に向かい、怒りの声を飛ばします。
しかし、彼は全く臆することなく、静かに話し始めました。
「安心して、恵子さん。優君は寝起きなだけだから、元気そのものだよ。ちょっと疲れる体勢だけどね。」
「なにをしたいの?」
「わかってるでしょ?実の親子のセックスを間近で見たいだけですよ。」
「なに言ってるの…。」
「何って、今、言った通りですよ。さて、朝のお勤め、でしたっけ?あれと同じことを僕にも見せてくださいね。」
そう言うと、彼は台ごと私を押し、息子が磔されてる方へと近づけていきました。
「いや、そんな、いやぁ…。」
「嫌なことはないですよ。だって、いつも普通にしている事ですよ。僕はそれを見せて欲しいだけなんです。」
「ほ、本当に、それだけ?」
「いや、もし恵子さんが許してくれたら、セックスしたいです。」

「嫌よ!」
「そうですよね。こんなことしたら嫌がりますよね。いいんです。僕とのセックスは気が向いたらでいいですよ。僕がまず見たいのは、母子相姦なんですから。」
(この人、おかしいよ…。)
ここにきてようやく気付いたのですが、もう手遅れでした。
目の前には、息子のペニスがありました。
(あぁ…。)
普段なら、嬉々として咥え込んでいったはずです。
しかし、今回だけは喜んではいられません。
2人とも拘束され、強引にフェラチオをさせられることは屈辱以外の何ものでありません。
「あとは恵子さんが口を開けるだけですよ。」
彼の言うように、舌を出すだけで届くほど間近にありました。
(ここで拒否しても、もっと事態が悪くなるだけ…。他の人じゃなく、ゆうちゃんのなんだから…。)
もうするしかない。
覚悟を決め、大きく口を開けました。
「やっばり凄いですね!」

隣で見ている武さんが感嘆の声を上げます。
「こんな大きなペニス、よくそこまで咥えられますね。優君のも、さっきまでとは見違えるくらい太くなって…。やっぱり自慢するだけのことはありますね!」
息子にフェラチオする母を見ているせいでしょう。
彼の声は弾んでいました。
「そろそろ優君にも感想聞きたいから、これは取りますよ。」
息子をお口に頬張りながら上を見ると、彼は猿轡を外していました。
「ぷはっ!はぁ、はぁ、はぁ…。」
見た目以上に苦しかったのでしょう。
息子は荒い息を整えるのに必死でした。
「ゆうちゃん、ごめんね…。」
「あっ、恵子さん、口を離しちゃだめですよ。もっといっぱい優君にしてあげてくださいね。」
「母さん?これ、どうなってるの?武がしたの?」
「うぐっ、ぐっ…。」
言葉を発することが出来ない母に変わり、武が状況を説明します。
「おまえ、何してるのかわかってるのかよ!」
「もちろん!優君も心配しないでください。お母さんと愛し合う姿を見たら僕はそれで満足だからね。」
「くそっ!!」
「そんなに怒らなくていいですよ。優君だって嫌じゃないでしょ?こんなに立派に勃起させてるんだからね。」
(ごめんね…。)
涙を滲ませながら、息子を射精へと導いていきます。
「やっぱり母の愛って凄いですね。こんなに熱心なフェラチオって見た事ないですよ。」
もう諦めていました。
(早く終わらせるには、もうこれしかないの…。)
拘束されているせいもあって、息子の兆候はなかなか訪れませんでした。
(そう言えば、脚を開いてると射精しにくいって言ってたね…。お母さんも、口しか使えないし…。)
いつも以上に顔を振り、唇と舌で強く扱くしかありませんでした。
それが彼の目には熱心にしているように映ったようでした。
「はぁ、はぁ、うっ、くっ…。」
その甲斐もあり、ようやくお口の中にも変化が訪れていきました。
(あっ…。いっぱいおつゆ出てきた…。それに、ビクビクしてきてる…。)
射精が近い兆候でした。
(もうすぐ、もうすぐ終わるからね!頑張って、ゆうちゃん!!)
心の中で叫びながら、これで解放されることを願い、必死でペニスをしゃぶりました。
「あぁ、か、母さん…。くっ、俺…。」
おそらく、こんな状況で射精してしまうことへの懺悔だったと思います。
(いいの。いいから、お母さんのお口に出して…。そうしたら、ここから、逃げられるから…。)
そう思い、さらに加速させようとしたときでした。
「あっ、2人とも、ちょっと待って!」
不意に声がかかり、彼の方を向いた瞬間でした。
台が引かれ、ペニスも一気に引き抜かれました。
(えっ、なに?あっ!!)
口の中に何かが押し込まれ、声が出せなくなります。
「んっ、んんっ、んんん…。」
一変した状況に困惑する私。
そんな私の目に、さらに驚愕の光景が飛び込んできました。
「ううっ、か、母さん、も、もう、で、出そうっ!」
「んんっ、んんんんんんんっ!!!」
悲鳴を上げたくても、それは叶いませんでした。
止めどなく涙が溢れてきます。
(そんなの、そんなのいやぁぁぁぁぁぁ!!)
それは、決して見てはいけない、悍ましい光景でした。

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