(ゆうちゃんに呼ばれても、もう行かない…。)
昨夜の事で、私の気持ちが切れてしまいました。
息子を嫌いになることは、ありえません。
しかし、こんな扱いをされてまで、我慢し続けることは、もう無理でした。
ただ、これで普通の生活に戻れれば良いのですが、そうもいきませんでした。
(あぁ…。またこんなに、濡れて、る…。)
生理前からずっと焦らされていた身体は、男性を求めていやらしい涎を溢れさせていました。
しかも、もうすぐ排卵日です。
「はぁ…。セックスしたい…。」
家事の最中にも、つい欲望の言葉が出てしまうほどでした。
昔の私なら、見知らぬ男性と不貞を行っていたと思います。
しかし、今は愛する夫もおります。
(和彦さんは裏切れない…。けど、オナニーなら、いいよね…。)

子供たちが眠りに就いたのを確認してから、いやらしいおもちゃを使いました。
発情しきっていた身体は、歓喜の蜜を溢れ出しました。
(あぁ、きもちいい…。)
自宅にある様々なおもちゃを駆使して、自らの身体を甚振りました。
もちろん、数え切れないほどのアクメを迎えていました。
ただ、それで満足かというと、決してそうではありませんでした。
(こんなに気持ちいいのに…。やっぱり、もの足りない…。もうこうなったら…。)
一旦、オナニーを止め、身なりを整えることにしました。
そして向かった先は、リビングです。
「もうそろそろ、かな…。」
テレビを観ながら時間を潰していると、玄関の開く音がしました。
「おかえりなさい、あなた…。」

私が頼ったのは、最後はいつもこの人でした。
身なりは整えても、発情している牝の顔は隠せません。
「どうした?」
「あの…。お願いが、あるの…。」
愛する夫は、お仕事で疲れているにも関わらず、私の願いを聞き届けてくれました。
とても素敵な時間でした。
ただ、彼の病気は治っていません。
夫婦がすべき営みを、すべて出来たわけではありませんでした。
その夜は激しい快楽で満たされたものの、翌朝にはまた元に戻っていました。

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