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短編小説

【短編】ミルク飲み彼女

『飲んでくれたこと、凄く嬉しいです。』

送ってもらった精液を飲んでしまったことを伝えると、彼はとても喜んでくれました。

『また送って欲しい?』

もちろん、はい、と返事をしました。

その翌日から、次々と贈り物が届きました。

最初の時よりたくさん詰まったコンドームです。

(こんなに膨らんで…。凄い…。)

無我夢中で、コンドームを味わいます。

もう躊躇はありませんでした。

(はぁ、はぁ、凄いドロドロして、まるでゼリーみたい…。けど、これを破ったら、きっと凄い匂いがするのね…。)

本当はすぐにでも味わいたい気分でした。

しかし、自分がアクメを迎えたときまで我慢することにし、それまでは歯を立てないようにしました。

(ああっ、もうダメっ!イ、イクッ!!)

その瞬間、躊躇いもなく、コンドームを破裂させました。

(ううっ、くさい…。なんてくさいの…。けど、けど…。)

彼には、そんな状況をすべて報告していました。

やがて、荷物の中には彼からのメッセージが添えられてくるようになりました。

❝1つはサラダに。もう1つはパンにね!❞

メッセージと一緒に、2つのコンドームが入っていました。

(これって、やっぱり…。)

以前の私なら、嫌悪していたかもしれません。

しかし、今の私は、彼の毒液に精神まで完全に犯されていました。

サラダとトーストを用意し、そのうえに彼の分身たちを垂らしていきます。

サラダはともかく、焼いたトーストに垂らした精液は、これまで以上の異臭を放っていました。

(うっ、凄い匂い…。)

けど、それすら、私にはご馳走に思えていました。

ゆっくり味わいながら、すべて完食しました。

それからは、毎日違う食材で精液を食する日々となりました。

『送ったのは全部食べてくれたんだ。もう恵子さん、いや恵子は俺の彼女でいいよね?』

(そうよね…。もうこんなに彼が身体に入っているんだから…。)

見ず知らずの男性からの告白に、私は躊躇いもなく、了承しました。

『恵子を、あなたの彼女にしてください。』

その日を境に、彼の要求はさらにエスカレートしていきました。

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